毎日歯磨きしているのにどうして・・・
毎日の歯磨きでも歯周病リスクは高い!?その意外な理由と対策
皆さん、毎日歯磨きをしていますか?ほとんどの方が「はい、しています」と答えられるでしょう。しかし、驚くべきことに、成人の約80%が歯周病に罹患しているのが現状なのです。この矛盾した状況の主な理由は、「磨いているけど、効果的に磨けていない」ということにあります。つまり、多くの人が歯磨きは行っていても、歯周病の主要因であるプラークを適切に除去できていないのです。
歯周病の元凶「プラーク」を徹底的に除去することが鍵
歯にしっかりと付着したプラーク。これを確実に取り除くことができれば、歯周病のリスクは大幅に低下します。しかし実際のところ、プラークを完璧に除去するのは非常に困難な作業です。
その理由として、歯を直接見ながら磨くことができないこと、さらに歯と歯の間や歯の裏側など、ブラシが届きにくい場所が多数存在することが挙げられます。そこで今回は、効果的な歯磨きのために重要なポイントをご紹介します。重要なのは、薬品だけでは除去しきれないプラークを、歯ブラシなどを使ってしっかりとこすり取ることです。
効果的な歯磨きのための6つのポイント
☆ 鏡を使って口腔内を確認しながら磨く
可能な限り、自分の歯や歯ぐきの状態を視覚的に確認しながら磨くことで、磨き残しを減らすことができます。
☆ デンタルフロスや歯間ブラシを積極的に活用する
歯ブラシだけでは到達しにくい部分の汚れも、これらの道具を使えばしっかりと除去できます。特に歯間部分のケアは重要です。
☆ 磨く順序を決めて、磨き忘れを防ぐ
例えば「左の奥歯から始めて…」というように、一定の順序で磨くことで、磨き忘れを防げます。また、特に注意して磨くべき歯を事前に把握しておくことも大切です。
☆ 歯ブラシは適切なタイミングで交換する
毛先が開いてきたら、すぐに新しい歯ブラシに交換しましょう。効果的な清掃のためには、適切な状態の歯ブラシを使用することが重要です。
☆ 歯科医師から正しい歯磨き方法を学ぶ
プロフェッショナルから個々の口腔状態に合わせた適切な歯磨き方法を教わることで、より効果的なオーラルケアが可能になります。
☆ 定期的に歯科医院でプロフェッショナルクリーニングを受ける
プラークが蓄積されやすい歯石も、プロの手によってきれいに除去してもらうことで、口腔内が爽快になります。また、歯科医師による定期的なチェックは、早期の問題発見にも繋がります。
プラークを効果的に除去し、歯の喪失の大きな原因となる歯周病から私たちの大切な歯を守ることは非常に重要です。これらのポイントを意識しながら、日々のオーラルケアに取り組んでいきましょう。健康的な歯と歯ぐきは、全身の健康や生活の質の向上にも大きく寄与します。