インプラント後のしびれ
インプラント後のしびれ
こんにちは 理事長の亀井です。
インプラント治療は
現在多くの歯科医院で行われています。
しかし 残念なことに当院で、他院で行われた
インプラント治療のトラブルの相談もよく受けます。
その中で 一番困ったものは
唇にしびれがある というものです。
大概のインプラント治療後の
トラブルは対処できますが、
口唇のしびれはなかなか対処できません。
しびれの原因は 下の顎の中に走っている
下歯槽神経と呼ばれる太い神経を
傷つけたために起こるものです。
写真の赤いラインが下歯槽神経です。
わずかなダメージであるなら
治癒しますが、ある程度のダメージがあると
治癒は難しいと言われています。
半年たってしびれが消えないときは
一生その違和感は消えないかもしれません。
当院では レーザーや薬、鍼などを駆使して
治療にあたりますが、
完全に治らないことがあります。
このようなトラブルが起こらないためには
下歯槽神経の位置を
正確に把握することが大事です。
そのためにはCTが必要となります。
CTはレントゲンから得られない情報を
多く得ることができます。
20年前ならいざ知らず、
現在ではCTはインプラント治療に必需品です。
あとで、後悔しないためにも
インプラント治療はCTを撮影してから
受けましょう。