口腔内の不適切な状態⑶

口腔内の不適切な状態⑶

ここまで『口腔内の不適切な状態が及ぼす、全身への悪影響』の要因として、“入れ歯”と“虫歯”についてお話してきました。
今回からは、3つめの要因として“歯周病”についてお話していきます。

歯周病とは、病原性細菌が歯周組織に炎症を引き起こし、歯を支えている歯槽骨を破壊する炎症性疾患です。
歯石除去など消炎処置が必要です。

高齢者になると、時間をかけて歯を磨くことに対して根気がなくなる傾向があります。また、病気などが原因で歯ブラシを持つことが困難になる場合も考えられます。
さらに、唾液の減少(←老化・薬剤の副作用)が歯周病進行の原因にもなります。
このように、歯周病の進行には加齢が大きく関係しています。