精密なかぶせ物を作るために・・

こんにちは 院長の亀井です。

虫歯の治療をすると、最後に歯の形をした
かぶせ物を入れないといけません。

虫歯を再発させないためには、
精度の高いかぶせ物を作る必要があります。

かぶせ物は 一般的には 技工士が作ります。
 国家資格を持った人たちです。 

技工士さんたちは、歯の模型の上で
かぶせ物を作ります。

その模型は 歯科医院で歯科医師が
かたどりをしたものを基に作製します。

よって 歯医者がいかに精度の高いかたどりをするかに
すべてがかかっているといっても過言ではありません。

今日は 個人トレーと呼ばれる、
精密な型どりを作るための道具の紹介です。

個人トレーとはオーダーメイドのかたどりのトレーです。

このトレーは個々人に合わせて作りますので、 
ぴったりその人にフィットします。

作り方は以下のように作ります。

まず 既製の道具でかたどりをして 
 
  

模型を作ります。
 

この模型に 若干の隙間を作るために
ワックスをつけます。
 

この隙間にはシリコーンと呼ばれる
型どりの材料が入ることになります。

最後にこの模型の上で、 レジンと呼ばれる
 練ると固まる材料で個人トレーを作ります。
 

このトレーがあるのとないのとでは
精度は変わると私は考えます。
 

1回ほど、来院回数は増えてしまいますが、
何十年と使っていく歯ですから、
1回くらい増えたってよくありませんか?

当院では自費診療のかぶせ物のかたどりでは 
ほとんどのケースで このオーダーメイドの
個人トレーを使用しています。

興味のある方はご参考に!シリコーン