自費はなぜ高い?(型どり編)

こんにちは 院長の亀井です。

歯科の治療には
自費治療と保険治療
の2つの選択肢があります。

保険治療とは 
健康保険に加入している国民が使用できる制度で、
国が一部、治療費を負担してくれます。

そのため 国はさまざまな 
ルールや規制を設けています。 

保険治療では、
使用する器具や材料も保険適応のもの
でないと使用できません。

歯科の世界が日々進歩しており、
さまざまな新素材や新製品がでてきます。

国の予算やさまざまな大人の事情で、
このようなものが、保険適応になるのは
かなり遅れてからになります。

よって 最新治療のほとんどが
保険適応外になります。

自費治療では、
何ら制限を受けることなく、
主治医の考えをもとに、
最新の材料、機械を用いることができます。

今回は 当院における
自費治療のかぶせものの
型どりの手順を紹介します。

まず 麻酔をして 歯を削ったあとです。

よい型どりのためには、
歯茎の中の方まで
型どりする必要があります。

そのため まず 細い糸を入れます。

はぐきの中から出てくる
水分を止めるための糸です。

 
次に 太い糸を歯茎に押し込みます。

歯茎を押し広げるためです。
  
5分ほどたったら 2本目だけとって 
シリコン印象材と呼ばれる材料で型どりです。
 
上の写真のように 
歯茎の中の方まで型どりできました。

実は保険治療では
この作業を省くことが多いです。

治療時間は3倍以上、
材料費は10倍以上かかります。

最善の治療には、
手間も費用も掛かってしまいます。

これが自費と保険の治療費の差になります。

歯科治療中の方はご参考にしてください。

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