治療の流れ

  • STEP 1

    初診相談・応急処置(約90分)
    ※相談料(パノラマレントゲン込)税込11,000円
    カウンセリングスペースで、患者様のご希望やお悩みを聞かせていただき、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、口腔内の検査を行い、おおよその状態を確認ます。また痛みなどがあれば緊急の処置を行います。その後、プログラムについてのご案内をさせていただきます。
  • STEP 2

    歯科ドック(約2~3時間)
    口腔内の状態と全身の状態について、診査・診断を行います。 一般的に歯周病菌によって引き起こされる炎症や咬合力で口腔内環境が崩壊していきます。 現在症状が無い場合でも、ご自身では気づかないところに将来的に悪くなる因子(リスクファクター)が潜んでいる可能性もあります。治療を行う前に、お一人おひとり異なる因子(リスクファクター)を調べることが大切です。
    【検査項目】
    ・エックス線写真撮影(デンタル18枚、CT、セファロ)
    ・写真撮影(口腔内14枚法、顔貌)
    ・歯周組織検査
    ・歯周病原因菌検査
    ・唾液検査
    ・診断用模型印象採得
    ・咬合採得(CR・ICP)
    ・生活習慣アンケート
    ・フェイスボウトランスファー
    ・口腔がん検診
  • STEP 3

    検査結果のご説明
    検査結果について、ドクターと一緒に確認します。まずはご自身でお口の中の健康状態を知っていただくことがとても大切になります。検査の結果はファイルにして患者様にお渡しいたします。
  • STEP 4

    治療計画のご説明
    検査結果のご説明で、現在のご自身の口腔内の状況をご理解いただいた上で、治療計画、治療方法についてご説明させていただきます。その後、治療計画書とお見積もりをお渡しさせていただきます。 お一人おひとりに合わせた治療ができるよう、十分にお打ち合わせをさせていただいた上で治療を開始します。
  • STEP 5

    初期治療
    被せ物治療、歯周外科治療、インプラント治療、歯列矯正治療等、必要に応じて行う治療を確実にするための、口腔内の環境を作るステップです。 ここで口腔内の環境を改善することによって、むし歯・歯周病になりにくい状態となります。またこれによって、高精度で、審美的にも優れていて、長期的に安定した修復物・補綴物を作ることにもつながります。 歯科衛生士の予防処置・歯周基本治療と、必要に応じて歯科医師による治療を行います。
  • STEP 6

    再評価
    これまでの治療の成果、治癒の状態の確認、再評価、結果説明を行います。歯周組織の炎症が改善し、今後、お口の環境を維持できる状態にまで向上しているのか確認し、今後の治療計画を再検討します。
  • STEP 7

    確定処置
    必要に応じて、補綴、義歯・入れ歯、歯周外科処置、インプラント、矯正などを行います。マイクロスコープを使用し、精密な治療を行い、再治療にならない治療を目指します。
  • STEP 8

    再診査(約120分~180分)
    治療が全て終了した段階で、これまでの治療の成果と治療状況を確認し、再評価を行います。
  • STEP 9

    説明(約60分)
    再診査の結果を説明させていただきます。口腔内写真や検査結果のデータを用いて、治療後、口腔内がどのように改善したのかを知っていただきます。その上で、今後の予防についてや患者様のリスクファクターに合わせ、定期メインテナンスの間隔などについてもご案内させていただきます。
  • STEP 10

    定期メインテナンス(3~4か月ごとに約90分)
    口腔内の健康維持のために、ご自身で行うセルフケアと歯科医院で受ける定期メインテナンスが自転車の両輪のように必須の関係となります。 定期メインテナンスでは、ご自身で行うセルフケアがしっかり出来ているかなどの確認を行います。また、それぞれの患者様のリスクファクターと効果的な予防方法を把握したうえで、歯科衛生士が、ご自身の歯磨きでは取り除きにくい歯と歯の間や、歯と歯肉の境目の溝にある汚れを除去していきます。 口腔内の健康を維持するためには必ずメインテナンスを受け、その間隔を守る必要があります。


必要に応じて高気圧酸素ルームを使用します。高気圧酸素ルームに入ることで、血液中に溶け込む酸素である「溶存酸素」を増やすことができます。通常の呼吸で得られる「結合酸素」は血液中のヘモグロビンで全身に運ばれるため、ヘモグロビンの大きさよりも細い毛細血管を通り抜けることができません。しかし「溶存酸素」はヘモグロビンと融合せず血中に溶け込んでいる酸素のため、毛細血管を通り体内の隅々まで多くの酸素を送り込むことができます。 歯周病菌は「嫌気性菌」のため酸素が苦手です。レーザー治療や薬剤でも残ってしまう組織の奥深くに潜んでいる歯周病菌に対しても、唯一の弱点である酸素を「溶存酸素」の形で体中の隅々まで送り込むことでやっつけることが可能となるのです。