唾液の役割

唾液の役割

これまでのお話の中で、唾液量の減少が
①カリエス(=虫歯)リスク増大の要因
②歯周病進行の原因 となることが分かると思います。

では、どうやって唾液量を増やしていくか…ですが。
まず、咀嚼する(よく噛む)ことで唾液量は増加します。
介護者の立場で出来ることを具体的に挙げると、『口腔マッサージ』があります。食べ物をたべるときに重要な筋肉、例えば口輪筋(=口唇の周りの筋肉)・頬筋(=頬の筋肉)・舌筋(=舌の筋肉)をマッサージすることで、咀嚼を促します。

また、『歯肉マッサージ(=唾液腺開口部を刺激するように歯肉マッサージを行う)』によっても唾液量は増加します。
歯肉マッサージ(=『ガムラビング』とも言います)には、他に
・嚥下機能を誘発する
・口腔内の感覚を高める
という効果もあります。

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