長引く根の治療の原因

こんにちは 院長の亀井です。

虫歯がひどくなると
歯の中の神経をとることがあります。

歯の中の神経が 腐って 感染しますので、
そのばい菌の洗浄、消毒が 治療となります。

通常なら2~3回消毒すれば 
大丈夫なことが多いですが、
まれに 治療が数か月と長引くことがあります。

噛むと痛むとか、膿が止まらないなど 
なかなかかぶせ物を入れることが
できない状態です。

今日は2か月 根の中の消毒をしても 
歯茎の腫れが完全にひかない方の紹介です。

当院には 様々な最先端機器がそろっています。

まず マイクロスコープで 歯の中を約20倍に拡大してみてみます。

歯の中はきれいで特に大きな問題はなさそうです。

次に 原因究明のためにCTを撮影します。

 

骨が 大きく吸収し 歯にヒビらしきものが映っています。

患者さんに説明し再植と呼ばれる
治療をすることになりました。

治療内容は、歯を 一旦抜いて 
膿を掻き出します。 

歯の周りもきれいにして歯を骨の中に戻す方法です。

抜いてみると ひびが入っていました。
  
 

赤で囲まれたひびが 
 治療の長期化の原因でした。

骨の中の膿を掻き出し、きれいにして、歯の周りの

ひびを マイクロスコープをのぞきながら、
接着剤で補修 

成長因子を歯の周りにかけて
歯をもとに戻しました。

歯にヒビが入っても 
場合によって歯を救うことができます。