大人の歯が生える隙間がない・・
こんにちは 院長の亀井です。
今日は子供の矯正の話。
大人の生える歯の隙間がなさそうと、
お父さんに 連れてこられた、
8歳の男の子です。
写真のように 前から2番目と3番目の間は
わずかな隙間しかありません。
ここは 糸切り歯(犬歯)が生えてくる場所です。
このまま放置すると
犬歯は出るスペースがありません。
よって外側に生えてきて、
間違いなく 八重歯になります。
原因は 上あごが狭いためです。
子供は 骨が軟らかいので、
顎を広げて、スペースを作ることが可能です。
下の写真の拡大床と呼ばれる
装置を使用します。
1日14時間以上 装着する
取り外し式の装置です。
下の写真は 口の中に入れたところです。
かなり広がってきました。
まだ スペースが少ないので、
前歯を前に押し出します。
犬歯はぎりぎりおさまりました。
八重歯にならずに済みました。
結局、装置は3個使用しました。
欲を言えば もう少しってところですが、
しっかり 噛む食事をしていれば
さらに、きれいに並んでくるでしょう。
患者さんは非常に満足してます。
もし、この子が今、矯正をしておらず、
大人になって矯正を始めていれば、
間違いなく、歯を4本抜いての
矯正となるでしょう。
費用は大人の矯正の3分の1で済みました。
歯並びが悪くなりそうと気が付いた、
お父さんは素晴らしいですね。
小さなお子さんがいる方は、
今一度、口の中を見てあげてください。
矯正するなら 早いほうがよいのです。
大人になるのを待つ必要はありません。